こんにちは。10月の列車です。
大回り乗車で常磐線を利用しようとしている皆さん、常磐線は普通(上野~取手間快速)列車のほかにも、「ときわ」「ひたち」という特急列車が走っています。大回り乗車でも特急列車に乗ることは可能ですので、特急券をちゃんと買った上で、是非乗ってみてはいかがでしょうか。
この記事では、常磐線特急ときわ・ひたちはどんな列車か、料金はいくらか、特急券の買い方は?といったことを説明して行きたいと思います。
中距離の「ときわ」と、長距離の「ひたち」
特急「ときわ」は、主に品川発勝田行き、高萩行きです。途中で柏、土浦、石岡、友部、水戸など、割とこまめに停車して目的地まで向かいます。水戸線分岐駅の友部にも停車するので、大回り乗車ではこちらの「ときわ」乗車をおすすめします。「ときわ」も「ひたち」も、同じE657系電車です。
特急「ひたち」は、主に品川発いわき行き、仙台行きです。2020年3月にめでたく全線復旧した常磐線全線を走り抜ける、象徴的な特急列車です。上野を出るとほとんどの列車は水戸まで停まらないので、ちょっと大回り乗車で乗るには不向きです(友部~水戸は重複乗車できません)。朝夜は土浦に停車する列車も一部ありますが、友部にはいっさい停まらないので、土浦~友部は普通列車に乗る必要があります。
ときわ・ひたちに使われるE657系特急電車
下の写真のような、ちょっとアライグマみたいな可愛い顔をした車両が、ときわ・ひたちに使われるE657系特急電車です。ベースカラーは白かと思いきや、よく見るとピンクがかった色をしているんですよ。沿線の偕楽園の梅の花をイメージしたものと思います。
わりと新しい形なので、すべての座席のひじ掛けの先にコンセントがついていて充電ができます。常磐線普通列車のE531系グリーン車にはコンセントはないので、これもアドバンテージです。
特急料金はいくら? チケットレスで100円安く
品川・東京・上野からの料金です。柏…760円 土浦…1020円 石岡…1020円 友部…1580円
ときわ・ひたちの料金には、繁忙期や閑散期の違いは無く、通年同じ料金です。乗ってから車内で特急券を買うと260円高くなってしまいますので、乗車前に買いましょう。なお、えきねっとチケットレスサービスを利用すると上の料金から100円安くなります!この機会にぜひ、会員登録してお得に乗りましょう。お得なJR指定席予約サイト「えきねっと」はこちら!
ときわ・ひたちの特急券の買い方。全車指定席です
ときわ・ひたち 共に、普通車9両グリーン車1両の10両編成、すべての車両が指定席になっており、自由席はありません。駅の指定席券売機や、えきねっとチケットレスサービスなどであらかじめ特急券を用意して乗りましょう。乗ってから車内で特急券を買うと「座席未指定券」になるうえ、260円高くなってしまいます。
東京駅7番8番ホーム、上野駅7番8番ホーム、16番17番ホーム入り口、友部駅の改札わき精算機横にときわ・ひたちの券が買える指定席券売機が置かれているのを確認したので、ここで特急券を買うことが出来ます。品川駅はじめ、他の停車駅にもあるはずです。下の画像は上野駅7番8番ホームの指定席券売機。青いボタンをタッチすると、ときわ・ひたちの特急券が買えます。
特急ときわ・ひたちに乗り込もう
券売機やチケットレスで特急券を買ったら、いよいよ特急に乗り込みます。指定席を購入した場合、自分の席の上のランプは緑色になっていると思います。緑ランプは、この席にこの区間の指定席券を持った人がいますよという意味です。グリーン車みたいにSuicaをタッチなどは必要ありません。席が間違っていなければ検札はありませんので、ゆったり過ごしましょう。
座席未指定券を買った場合(大回り乗車は事前計画を推奨してるので、あまりいないと思いますが)、座席の上のランプが赤色になっている席に座りましょう。赤ランプは、この区間はこの席の指定券が発売されていませんよという意味です。車掌さんが検札にやって来るので協力しましょう。時々上のランプを確認してください。黄色に変わる場合があります。黄色ランプは、もうすぐ指定された乗客がこの席に乗ってきますよという意味なので、別の赤ランプの席に移動しましょう。
E657系特急電車の車内はこんな感じです。シックな黒い座席が並んでいますが、これは枕の位置が調節できる優れものです。
まとめ:特急ときわは速くて大回りにおすすめ!
いかがだったでしょうか。
「ひたち」は、ちょっと時間が偏っていて利用しづらいですが、友部に停まる「ときわ」であれば、じゅうぶん特急料金を払うだけの価値はあると思います。上野~友部でみると普通列車で1時間50分~2時間かかり、しかも昼間は乗り換えがある所を、ときわなら1時間ちょっとで直通して行ってしまうのですから。みなさんも、特急ときわで快適な1時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。