大回り乗車でボックス席に座りたい!この路線この車両を狙おう

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千葉209系のボックスシート

こんにちは。10月の列車です。

最近は、進行方向横向きに座る、ロングシートの車両が郊外へ向かう路線でも昔に比べると増えてきました。まぁ、ラッシュ時のことを考えるとロングシートじゃないと詰め込みが効かないとかいうことがあるので、仕方ない面もあるのですが、昼間の閑散時はクロスシートが空いてれば、そこに座ってのんびり車内の時間を過ごしたい…と思う方もいるのではないでしょうか。

この記事では、関東地方大回り乗車でよく利用される路線で、普通列車普通車のボックスシート(クロスシート)がどこに連結されているか、1両にボックスがいくつあるかといった情報をまとめてみたいと思います。

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ボックスシートのある路線は限られている

郊外路線なら必ずボックスシートがあるか、というとそうとも限りません。トイレの時と同じように、路線別に見ていきたいと思います。

ボックスシートのある路線

東海道本線(上野東京ライン&湘南新宿ライン)…熱海・沼津方面から数えて1号車・2号車にボックスシートあり。15両編成の場合は14号車・15号車にもあり。車両によっては9号車・10号車にもある場合もある。1・10・15号車には4ボックス、その他は6ボックスあり。

横須賀線・総武線快速…旧型E217系に限り、千葉(君津・上総一ノ宮・成田空港)方から数えて11号車、10号車、9号車にボックスシートがあります(新型E235系にはいっさい無い)。11号車には4ボックス、その他は6ボックスあり。

八高線(高麗川~高崎)…全車両にボックスシートあり。4人ボックスと2人ボックスがそれぞれ4つずつある。八王子~高麗川間にはない。

宇都宮線&高崎線…東京・新宿方面から数えて1号車・2号車にボックスシートあり。15両編成の場合は14号車・15号車にもあり。車両によっては9号車・10号車にもある場合もある。1・10・15号車には4ボックス、その他は6ボックスあり。

常磐線(10両編成&15両編成)…青い帯のE531系電車にのみあり。品川側から数えて1号車・2号車・10号車にボックスシートがある。15両編成の場合は13号車・14号車・15号車にもあり。車両によっては9号車にもある場合もある。1・10・15号車は4ボックス、その他は6ボックスあり。

水戸線のE531系電車

水戸線・常磐線(5両編成)…小山・品川側から数えて3号車・4号車・5号車にボックスシートがある。5号車は4ボックス、その他は6ボックスあり。

内房線・外房線・総武本線・成田線(佐倉~松岸)…千葉駅以南・以東を走る209系2100番台各駅停車にあり。8両編成の場合は千葉側から数えて1号車・4号車・5号車・8号車にボックスシートがある。6両編成、4両編成の場合は両先頭車にあり。各車とも6ボックスあり。総武線直通快速は旧型E217系にのみある。京葉線直通快速はなし。

内房線~外房線(ワンマン2両編成)…木更津~安房鴨川~上総一ノ宮をワンマン運転するE131系車両は、各車両2ボックス(海側・山側1つずつ)ずつのみあり。

ボックスシートのありそうで無い路線

相模線(茅ヶ崎~橋本)

八高線(八王子~高麗川)

両毛線(高崎~小山)

いずれもボックスシートはついていません。八王子駅には駅弁屋さんがありますが、相模線や八高線高麗川までの区間ではちょっと食べづらいかも。高麗川から先のディーゼル区間で食べるのがおすすめです。

ボックスシートに座るコツ

せっかくボックスシートのある車両に乗っても、誰かが座っていたらちょっと入りづらいですよね。そこで空いたボックスシートに座るコツをちょっと考えてみたいと思います。

その列車の始発駅から乗る

これはまぁ、定番といえば定番ですね。特急や新幹線の自由席に座るときと同じでしょうか。しかし始発駅だからといって発車ギリギリでは意味がありません。よく停車位置を確認して、20~30分ぐらい前から待ってれば大丈夫な気がします。なお、茅ヶ崎から上りの東海道本線に乗る場合は平塚始発、小山から上りの宇都宮線に乗る場合は小金井始発の列車を狙うといいでしょう。こういう時、時刻表が役に立ちます。

編成の端っこの車両まで歩く

特に、15両編成のときの1号車・2号車・14号車・15号車、8両編成の1号車・8号車などは端っこで階段から遠いせいか、空いてることが多い気がします。途中駅からの場合はこちらを狙ってみては。

なるべく長い編成がいい!

編成が長いほど列車もホームいっぱいに停まるので、端っこは人が少なくなりがちです。しかし短い10両編成だったりすると、15両だと思って待っていた人が先頭車に走るので、両先頭車は混みやすくなりがちです。特に10号車にこの傾向が見られます。どうしても10両編成…という場合は1号車・2号車のほうが比較的ましかもです。

大きく乗客が入れ替わる駅を狙う

東京、新宿、横浜、千葉など、大きな駅では乗客もがらっと入れ替わります。その時に座れる可能性もあるので、他の乗客の行動をよく見てみましょう。

E131系のボックスシートはかなりの難関

内房線・外房線の 木更津~安房鴨川~上総一ノ宮を2両編成でワンマン運転しているE131系ですが、ボックスシートはあるにはあるものの、1両につき片側1ボックスずつ、2両で合計4ボックスしかありません。位置は車両の連結面側2つのドアの間です。これで海側を確保したい!となると、ハッキリ言ってかなりの難関だと思うのです。木更津にはE131系列車に接続する列車の2本前ぐらいに来て、乗車位置でじっと待っても取れるかどうかだと思うのです。

内房線のE131系電車

もしボックスシートを取れなかったら、ロングシートでも山側(上総一ノ宮行きなら進行左側、木更津行きなら進行右側)を確保して、窓越しに海を見る。写真を撮りたければドアのところに歩いて行って撮る、みたいな風にすればいいのかなとも思います。もしくは、館山、安房鴨川、勝浦、大原など 乗客ががらっと入れ替わる駅で狙ってみましょう。房総半島を南に行くに従って、乗客も少なくなりますので。

まとめ:ボックスシートは観察力と運次第

いかがだったでしょうか。

ボックスシートも減ってきたとはいえ、意外と残っているのがお分かりいただけたかと思います。しかし内房線・外房線のように、座るのがかなり難しい線区もあるのも事実です。周囲の乗客の動向と、あとは運によるところも大きいと思うので、ボックスシートに座れなくてもあまりがっかりしない心も大切です。全てロングシートの両毛線に旅情が無いかといわれれば、そうでもないと私は思います。座席に固執せず、車窓を楽しむことができますように。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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