
こんにちは。10月の列車です。
関東地方大回り乗車では希少な非電化区間で、ローカル線向けディーゼルカーのキハ110系の旅が楽しめる 八高線の非電化区間、高麗川〜高崎間。しかし30年ほど走り続けたこのキハ110系ディーゼルカーの老朽化により、八高線にまもなくピカピカの新型車両が入ってくることになりました。
その新車の形式名は「HB-E220系」といいます。このHB-E220系は2025年度下半期から営業運行を開始し、2025年度末までには八高線非電化区間の車両をHB-E220系に統一する予定のようです。
去る2025年8月22日(金)、高崎駅近くにて八高線用HB-E220系車両の報道公開が行われ、NHKさんなど各種メディアの取材が入りました。その中でもマイナビニュースさんの記事は、なんと65枚の写真付きで車内の様子まで詳しく撮影されており、大変参考になります。ぜひ見てみて下さい。
https://news.mynavi.jp/article/20250822-hbe220hachikou(マイナビニュース 八高線HB-E220系報道公開)
この記事では、今回デビューするこの新車 HB-E220系とは一体どんな車両なのか。この新車が八高線に入り、今までのキハ110系ディーゼルカーが引退すると、われわれ乗客にとって一体なにが変わるのか。そういったことを書いていきたいと思います。八高線を通る大回り乗車を考えている皆さんはぜひ、最後までお読み下さいね。
八高線ってどんな路線なの? という方は、当ブログ内の以下の記事にて紹介していますのでぜひご覧下さい。
ハイブリッドカー HB-E220系はこんな車両
ハイブリッドカーの仕組みとは
それではまず、八高線に入ってくることになった新車「HB-E220系」とは何なのかということについて説明していきます。

HB-E220系は、今年2025年からJR東日本が製造を開始した、最新型のローカル線向けハイブリッドカーです。頭のHBはハイブリッドの略というわけですね。自動車ではよく聞くハイブリッドカー、一体どんな仕組みの車両なのか。
今までのキハ110系はディーゼルカーということで、その名の通り軽油でディーゼルエンジンを回し、その回転を推進軸で車輪に伝え、その途中に「液体変速機」「減速機」というのを挟むことでスピードを調整しながら走る、というのが大まかな仕組みでした(合っていますよね?)
これに対しハイブリッドカーであるHB-E220系は、まるで電車のごとく、VVVFインバータによって電圧や電流を調整したうえでモーターを回し、歯車でそれを車輪に伝えることによって走ります。えっ、非電化区間だから架線が無いのにどうやって電気を調達するの? と思いますよね。以下はJR小海線で走っているキハE200系ハイブリッドカーの車内に、掲示されていた説明ポスターです。

電気の調達方法その1は、列車がブレーキをかけた時にモーターから発生する電力を蓄電池に貯めていき、その貯めた電気を使うことです。電車ではブレーキ時にモーターから発生する電力を他の電車に使わせることで減速する「回生ブレーキ」というのがよくついていますが、これと少し似ています。
電気の調達方法その2は、床下にあるディーゼルエンジンを回すことで発電機を回し、その発電機で発生した電気を使うことです。いわゆる「電気式ディーゼルカー」に似た仕組みですね。これら2つの方法を併用して電気を調達しながらモーターを回して走るのが、ハイブリッドカーなのです。下の写真はHB-E220系についているエンジンです。止まっているときはわりと静かです。

今までのディーゼルカーがハイブリッドカーに変わることにより、どんなメリットがあるのでしょうか。
まず1つ目はエンジンの回転時間が減ることにより、騒音や排気ガスの発生量が減ります。ハイブリッドカーはディーゼルカーと異なり、必要に応じてエンジンを始動したり止めたりしながら走るので、エンジン停止中は格段に静かになるのです。高麗川駅をよく通る友人は「キハ110系が停まっていると会話ができない(笑)」とのことでしたが、この辺の問題も解消されていくでしょう。最近は昔よりクリーンになってきたとはいえ、大気を汚染してしまう排気ガスが減ることにより、軽油の消費量も騒音も減って環境にもやさしくなるわけです。
2つ目は、車両の仕組みがディーゼルエンジンベースから、電車ベースのものに変わることです。これにより、現在は別々の運転免許となっている内燃動車(ディーゼルカーはこれです)と電車ですが、電車の免許を所持した運転士さんがHB-E220系を運転することも視野に入れられますし、液体変速機や車輪とつながった推進軸などの複雑な機器を省略することで、保守の手間や故障発生が少なくなることも期待されます。
下の写真は、HB-E220系についている「主変換装置」です。電車でいうVVVFインバータなどが含まれていて、ここで調整した電力によって電車と同じモーターを回すので、液体式ディーゼルカーにあるエンジンから車輪への推進軸や変速機といった複雑な機械類は必要ないのです。

そのような背景もあり、走り出して30年が経過した八高線のキハ110系気動車の代替はディーゼルカーではなく、新しいハイブリッドカーのHB-E220系によって行われることになったのです。
HB-E220系の車体は「3ドア ロングシート」
ハイブリッドカーの仕組みがわかったところで、今度はHB-E220系車両の車体について、詳しく見ていきたいと思います。
まず外装は、キハ110系の鋼鉄製とは異なりステンレス車体。錆びにくいうえに塗装の必要がありません。窓下には緑色の濃淡2色のラインが入り、アクセントとなっています。

車体側面についているドアは、キハ110系の片側2か所から3か所に増えます。これにより朝夕などの混雑時、今まではドアから遠かった車両中央部に乗っている人が真ん中のドアから降りられるようになり、また反対に真ん中のドアから車両中央部へ乗ることで分散乗車が促進され、駅で乗客の乗り降りにかかる時間が短縮され、遅延も防止できるようになります。
車内のレイアウトは、キハ110系の「セミクロスシート」から「ロングシート」へと変わります。車両中央部にボックスシートがあったキハ110系は旅情は満点でしたがその反面、朝夕などの混雑時は車内のスペースを食ってしまい詰め込みが効かない、ドアが少なく乗り降りに時間がかかる、またボックスシートに誰かが座っていると遠慮して座らない人もいるので有効な座席数が減ってしまう、などといった問題がありました。前述の2ドアから3ドアに増やすことと合わせて、最も主要な顧客である通勤通学客の皆さんがスムーズに乗り降りしやすくする狙いがあるのです。

このようにディーゼルカーからハイブリッドカーへの進化だけでなく、車体の仕様も今までとは大きく変わったのが、新型HB-E220系なのです。
なお、八高線非電化区間は2025年3月ダイヤ改正から、2両編成ワンマン運転に統一され、今までの3両編成や1両単行運転は無くなりました。このためHB-E220系も、八高線向けには片運転台車のHB-E221形とHB-E222形の2両編成のみ、8本16両が製造される予定です。
ほかにもこんな点が進化した
キハ110系には和式の車内トイレがありましたが、HB-E220系にも2両編成のうち高崎側の2号車に車内トイレが付きます。しかもこのトイレ、今までの和式から車いす対応の洋式に進化します。今どきはバリアフリー設備が必須となってきているので、HB-E220系でもしっかり対応しているのですよ。私、10月の列車としてはこの「綺麗な洋式トイレに進化」がいちばん嬉しいポイントです!
下写真の2号車(HB-E221形)手前と真ん中のドアの間、窓がず~っと無い空間がありますが、ここに綺麗で広いトイレがついているのです。

なにかと物騒な昨今、HB-E220系の車内には防犯カメラや非常通報装置がしっかりと備えられます。八高線なんかで何も起きやしないでしょうと思いがちですが、小川町〜寄居間の東武東上線でスカート内盗撮騒ぎが起きたこともありますので、田舎だから安心とも限りません。何かあった時はすぐ運転士さんに知らせたり、後から映像を確認することができます。
しかし、残念に見える点も多い
皆さんもインターネット上、とりわけSNS上でHB-E220系の評判がよろしいかというと、正直かなりよくないということはご存知の方も多いことと思います。今まではボックスシートがあったから駅弁も食べられたのに、ロングシートでは旅情も感じられない。その座席数自体もかなり減少していて、座れなくなるのではと思うと心配。座席があるのに窓がない個所が多く、せっかくの綺麗な車窓が眺めにくくなる。ハイブリッドカーゆえ機器が多く、一部は車内にも搭載しているため、定員がキハ110系よりも減ってしまっている。これで今まで乗っていた乗客は皆座れるのか? 本当に乗り降りがスムーズになるのか? といった具合です。
まぁ、どれもよく気持ちはわかります。混雑する通勤通学時間帯は効果があるといっても、空いている昼間に乗るのだから少しくらいボックスシートがあってもいいじゃないかという声も無視できないものです。ただこれを言ったらおしまい感はありますが、キハ110系が製造される前の全線非電化だった頃の八高線の主力ディーゼルカーといったら、3ドアロングシートの「キハ35系」だったわけで、長い時を経て昔に戻るだけ、とも言えるのですよね。キハ35系は私の所持していた鉄道模型ですが、こんな車両です。

HB-E220系はそんな悪い車両じゃない!
これらHB-E220系のウィークポイントについて、八高線でキハ110系に何回も乗ったことがある私が、本当にサービスダウンになるのかを考察してみたいと思います。
ロングシートはかえって着席しやすい
まず最も批判が大きい、セミクロスシートがロングシートに変わってしまう点についてです。
確かに4人掛けや2人掛けのボックスシートが無くなったり、2ドアから3ドアにドアが増えたり、ハイブリッドカーゆえの車内搭載機器のために座席が減ってしまったのは事実です。キハ110形1両の座席定員50名(車両により異なる)と比べると、高麗川側の1号車(HB-E222形)は39名に。高崎側の2号車(HB-E221形)は30名に。こうしてみるとかなり座席数は減っているので、座れなくなるのではないかと心配の声もよくわかります(HB-E220系の座席定員は推定値)。
しかし私が八高線でキハ110系に乗った時の体感からいいますと、4人掛けボックスシートにちゃんと4人座っていたり、2人掛けボックスシートにちゃんと2人座っている光景は、あまり多く見たことがないのです。特に後者、2人掛けボックスシートに2人着席なんてのははっきり言って「スーパーレア」な光景といっても過言ではなかったです。

要は、ボックスシートはそのボックスに誰か1人でも座っている人がいると、遠慮して他のボックスシートへ行ったり、空いていなければロングシート部に座ったり、空席があるのに立ったままで乗車している人がけっこう多くいたのです。また大きな荷物を持った人は、ボックス席の他の席に荷物を置いてしまったりするので余計に座りづらく、せっかく4人分や2人分の席があるのに、その席が生かされなかった光景を多く見てきたのです。まぁ車内が空いてるのに知らない人と対面するのは気まずいですもんね。
これがロングシートであればどうでしょうか。みんなが平等に横を向いて座ることになり、向かいに座席があっても距離が大きく離れるわけで、気まずさも軽減されます。大きな荷物があっても立っている乗客が少なければ、自身の席の前の床に置くこともできます。つまりロングシートになることで「せっかくあるのに座りづらい席」が減少し、そこに座席がある限りきちんと座れるようになる確率は上がると、私は考えています。実際キハ110系でも、各ボックスシートに1人しか座っていない状況でも、両端の5人掛けや8人掛けロングシート部は席がそこそこ埋まっていることが多かったですよ。

ボックスシートの奥だけが空いていると、そこに座りたくても人の足の間をよけて行かねばならず面倒でした。ロングシートならそんな心配は要りませんよね。またHB-E220系の座席は一人ずつの幅が区分され、立体的に成形された「バケットシート」であり、定員着席を促す効果もあります。確かに座席数は減りますが、今まで座るのをためらっていた場面でも、空席があれば座れるようになるかもしれませんよ。
トイレの大型化は致し方なし
前述しましたが、高崎側の2号車にはHB-E220系でも車内トイレが付きますが、これがキハ110系時代の和式から車いす対応の洋式に進化しました。しかし車いす対応になるということは、今までよりも多くのスペースを占有することになるのはやむを得ないことです。JR東日本で、車両の端っこに車内トイレが付いている多くの近郊型電車はワイドボディですが、このHB-E220系はワイドボディではないため、同じスペースを確保するために座席およそ9人分の長さを車内トイレが占領してしまっているのです。ワイドボディでない弊害ですが、これは致し方なしとも言えます。

HB-E220系は今後、老朽化したキハ110系などを置き換えるにあたり、八高線や釜石線以外のあらゆるJR東日本管内のローカル線への導入が見込まれるため、大量生産するにあたってバリアフリー等の基準を満たしつつ、ハイブリッドカーながらもなるべくコストダウンを図ろうという観点でも設計されていると思われます。暴論かもしれませんが、不採算で路線が無くなることを考えたら、ワイドボディじゃないロングシート車両でも列車が走るだけマシ、とも言えるかもしれません。
3ドア車体は遅延防止効果あり
座席数減少の要因の1つとして、片側のドア数が2ドアから3ドアに増えたこともあげられましょう。さすがに京阪電鉄5000系のように閑散時に座席がドア上から降りてくるなんて仕組みは、車両コストが跳ね上がってしまいますから現実的ではありませんね。これも致し方なしと言えます。
しかし前述しましたが、3ドア車体になることで乗客の乗り降りが迅速化され、乗り降りの遅れによる列車遅延は防げますし、仮に何らかの理由で少し遅延したとしても回復できる確率が上がります。特に単線ですれ違い駅も少ない八高線非電化区間。対向列車に遅れを持ち込まない、また対向列車から引きずった遅れを回復しやすくするという意味では、3ドア車体はとても有効ではないかと考えております。

八高線に乗ったことがお有りの方ならご存知かもしれませんが、八高線は終日、群馬藤岡駅〜高崎駅のあいだだけを乗る乗客が本当にたくさんいますよね。高崎行きなら群馬藤岡でどっと乗り込み、高麗川方面行きなら群馬藤岡でどっと降りていく光景はいつ見ても圧巻です。また朝夕の通勤通学時間には、毛呂駅や越生駅などでも学生を中心に、乗客が大きく入れ替わる光景を見ることができます。
このように特定の駅で大量の乗客が一気に乗り降りする場面では、車内のロングシート化により車内の奥へ詰め合わせやすくなることと合わせて、2ドアが3ドアになる効果は絶大でしょう。遅延防止効果によって私たち旅行者にあるメリットは何か? そう、大回り乗車をはじめとした乗り鉄さんたちにとっては、少しの遅延で予定している次の列車に乗れなくなるかどうか、やきもきする場面があるかと思います(なるべく余裕を持った行程にして欲しいですけどね)。3ドアの「遅延防止車体」であれば、こうした不安にかられることも少なくなるというメリットがあるかもしれませんよ。
座席からの眺めはそんなに悪くない
今までの車両と比べた窓の少なさに「まるで荷物車」などと悪名を頂戴してしまっているHB-E220系ですが、実際車内レイアウトを見てみると、座席に座って景色が見えないパターンというのはそんなに多くないのです。
マイナビニュースさんの車内写真をもとに、私 10月の列車がHB-E220系2両編成の車内レイアウトと座席配置、窓との位置関係をまとめて図にしてみましたのでご覧下さい。

運転室後ろの5人掛け席に窓1つ、向かい合った機器室を挟んで4人掛け席にまた窓1つ。真ん中のドアを挟んでその先は、トイレの無い高麗川側1号車(HB-E222形)は長い12人掛け席に窓2つ、向かいの7人掛け席に窓1つ。トイレの有る高崎側2号車(HB-E221形)は9人掛け席に窓2つ、向かいは車いす対応トイレで、その脇の3人掛けに細長い窓1つ。
こうしてみると、高崎側2号車の車いす対応トイレ向かい側席、また高麗川側1号車の車体中央2人掛け席の向かい側あたりは、車窓を眺めるという点ではおすすめできません。目の前が壁だからです。しかしそれ以外は割と、側面窓やドアの窓から車窓を眺められそうにも感じられるのです。マイナビニュースさんの記事を見ても、車内が暗すぎることは決してなかったですからね。窓が減ったぶんは明るい照明と白い壁紙で、うまく補っているようです。

1つだけ注文をするなら
私は元々ロングシートを好む乗り鉄ですし、今回の新型ハイブリッドカー HB-E220系の投入も歓迎している派です。営業運行デビューの暁にはなんとしてでも早く乗ってみたいと今から思っているわけですが、そんな私でも1点だけ、HB-E220系に物申したい点があります。
それは、2両の連結面近くの車内。運転室から数えて3番目のドアから先、車両の連結面までの部分。ただ窓もなく座席もなく、つり革だけがぶら下がる空間が広がっているのです。どうして? ここに4人掛けくらいの座席と窓があったら助かる人が多いのに〜。構造上の制約なのでしょうか?
しかしインターネットのどこかで目にした話ですが、過疎地域でしばしば行われている、路線バスや旅客鉄道列車に荷物も一緒に積載する「客貨混載」をHB-E220系でも行うことを想定し、その際の荷物積載場所としてあえて座席をつけなかったのかもしれない、ということでした。将来、八高線でも客貨混載をやらないとは限らないとは思いますが、やっぱりここに座席を付けなかったのはどこか釈然としない私、10月の列車でありました。
HB-E220系はこう乗りこなそう
さて、八高線非電化区間の新型ハイブリッドカー「HB-E220系」のメリットやデメリットをみてきましたが、実際にHB-E220系が八高線を走り始めたら、私たちはどんな風に利用していけばいいのか。少しでも快適に乗れる工夫をご紹介したいと思います。
高麗川側の1号車の方が席が多い

キハ110系に比べて減少してしまった座席数ですが、それでも2両編成で69名分のロングシートがあります。内訳は高麗川側の1号車(HB-E222形)が39名、高崎側の2号車(HB-E221形)が30名です(座席定員は推定値)。2号車には車内トイレがある関係で定員が少なくなってしまっているのですが、ならばトイレが無く比較的座席が多い1号車を狙おうということです。
また高崎行きの場合、終点高崎駅は先頭2号車が便利なので、高崎駅で降りたい乗客は2号車に乗る傾向があります。特に群馬藤岡駅から乗ってくる乗客はそうかも。
群馬藤岡駅で空席チャレンジ!
高麗川行きの場合は、特に群馬藤岡駅の跨線橋が先頭1号車側にあるので、多くの乗客が乗り込む高崎駅の時点では1号車も2号車も混むかと思われますが、逆に言うと、もれなくどっと乗客が降りる群馬藤岡駅は1号車を中心に着席チャンスでもあるのです。もし高崎駅や倉賀野駅で座れなくても、あきらめなくて大丈夫です。周りの状況を見て空席を見つけてみましょう。
ほかの乗客より、早めに入線を待とう
古典的な手段ではありますが、座席にありつきたかったら早い時間から列車の始発駅で待つことです。高崎駅なら時間にもよりますが、八高線列車の発車20分〜30分くらい前から、3番線で列車待ちの乗客が増えだす傾向にある気がします。

高麗川駅から高崎行きに乗る場合、八王子発の八高線電車から高崎行きは短い時間で乗り継ぎできるダイヤになっていることが多いですが、その「接続のいい電車」は乗り継ぎ乗客も多いわけで、座席争奪戦になる確率も高く、そうなると「接続のいい電車」到着前から2番線にじっと並んでいた乗客のほうが悠々と先に乗り込めるわけです。なので八王子発の電車を1本(30分ほど)早め、高麗川駅での待ち時間を承知で早めに高崎行きの車両に乗り込みましょう。10月の列車は高麗川駅での乗り継ぎ時、これをよくやります。気持ち的にもせかせかせず、落ち着いて移動ができると思います。
景色見たけりゃ座る位置を工夫しよう
前述のとおり、車体の窓の少なさの割には「完全に何も見えない」ところはあまりないということを説明しましたが、それでも高崎側2号車(HB-E221形)の車内トイレ前の座席、また高麗川側1号車の車体中央2人掛け席の向かい側だけは眺望は悪く、座っても体をひねらないと景色が見えないのは間違いなさそうです。なので車窓風景を観たければここ以外に座ればいいでしょうし、私のおすすめは1号車2号車ともに、運転室から真ん中ドアまでの間にある5人掛け席と、機器室を挟んだ4人掛け席かなと思います。ここは必ず向かい側に窓がありますからね。

景色の見づらい席には私たちが座らなくても、割とスマホを見続けている(失礼!)地元の学生さんなどが座ると思うので、決して無駄な席にはならないはずです。
HB-E220系を動画で見てみよう
2025年8月28日(木)、前日の27日から始まった八高線でのHB-E220系試運転列車を撮影しに、八高線の毛呂(もろ)駅に行ってきました。この駅では列車交換のため停車時間がありましたので、このブログで用いる写真をゆっくり撮影することができました。そしてせっかくなので動画も撮影してきました。7分弱の長さですので、お時間ありましたら是非動画でもHB-E220系を見てみて下さい。
まとめ:失望せずに新しい八高線を味わおう
いかがだったでしょうか。
今回は、八高線の非電化区間である高麗川〜高崎駅間において今まで走っていたキハ110系ディーゼルカーが、新しいHB-E220系ハイブリッドカーに交代すること、そしてそのハイブリッドカーHB-E220系は3ドアロングシートであるが、そこまで悪い面ばかりではないのだよ!ということをご紹介しました。

運行開始もあまり遠い日の話ではなさそうですので、ぜひHB-E220系での八高線の旅を味わってほしいのですか、一方で引退するキハ110系の乗り納めは早いうちにやっておきましょう。車両数わずか2両編成8本×16両と、JR東日本さんにしてみれば一息で置き換えもできるくらいの車両数です。後悔しないうちに、ぜひ今から計画しちゃいましょう。
そして、きっと乗ってみたら案外悪くない乗り心地であろう、新型ハイブリッドカー HB-E220系から見る新しい八高線の景色。私も今から楽しみにしたいと思います。ぜひ皆さんも食わず嫌いせず、一度くらいは乗ってみてもいいのではないでしょうか?
最後までお読み下さり、ありがとうございました。

