こんにちは。１０月の列車です。
関東地方の大回り乗車ではJR東日本さんの鉄道路線を使うことになりますが、ご存知のようにJR東日本さんは充実した駅ナカ店舗、SuicaやモバイルSuica、そして特急指定席予約サイト「えきねっと」などを展開しており、これら共通で「JREポイント」というポイントサービスも展開しています。
この「JREポイント」ばかにしてはいけません。えきねっとでの特急券購入や駅ナカ・駅ビル店舗でのお買い物や食事、JREポイントサイトに登録したSuicaやモバイルSuicaによるJR運賃支払いや定期券購入・Suicaグリーン券購入などで貯めることが出来、それらで貯めたポイントでお買い物の値引きや、えきねっと経由で特急や新幹線に無料乗車することも出来るんですよ。とくに大回り乗車中に特急無料乗車や、グリーン車に無料乗車などすれば、リッチな気分をお得に味わえること間違いなしです。
この記事では、そんなお得で最強なJREポイントについてくわしく見ていきたいと思います。
JREポイントとは
JREポイントとは、JR東日本さんの各サービス…えきねっとでの特急券購入、駅ナカ・駅ビル店舗の買い物や食事、JREポイントサイトに登録したSuicaやモバイルSuica利用、JR東日本さんの通販サイト「JRE MALL」でのお買い物などで、貯めたり使ったりすることのできるポイントサービスの事です。
貯まる割合はサービスによって異なり、えきねっとでの利用（紙のきっぷ。乗車券や自由席は対象外）は0.5%から、チケットレス乗車（新幹線eチケット・在来線特急チケットレスサービス）では購入額の2%から貯まります。駅ナカ・駅ビル店舗では税抜き100円で1ポイント、などです。
えきねっとチケットレス乗車・モバイルSuica利用・オートチャージ・VIEWカード決済などで高還元率になるようになっていますので、貯め方次第でもうザックザック貯めまくることも可能です。貯めたポイントの使い方も、あなた次第。大回り乗車中にも駅ナカ店舗、特急やグリーン車乗車にも使える、関東地方大回り乗車では絶対見逃せない、お得で最強なポイントサービスなのです。
通常ポイントと期間限定ポイント
JREポイントには2種類あり、お買い物や乗車などで貯まる通常ポイント（有効期限は最後に利用した日から2年後の月末まで）と、特別キャンペーンやアプリゲーム・チェックインなどで貯まる期間限定ポイント（有効期限は3か月以内）の2種類があります。
有効期限の違いはもちろんですが、えきねっとでのポイント利用時に注意があります。えきねっとで利用できるのは、通常ポイントの方だけです。期間限定ポイントは駅ナカ・駅ビルでの買い物値引き、JRE MALLでの買い物値引きで早めに利用してください。
事前に会員登録しておきたいサイト
JREポイントサイト・アプリ
まずは、大元となるJREポイントのサイトに会員登録しておきましょう。ここで登録したJREポイント会員番号を使って「えきねっと」とのポイント連携手続きを行って下さい（後で説明します）。
そしてお手持ちのスマホに、JREポイントアプリをダウンロードして、使えるようにしておきましょう。このアプリを使うと「緑のステッカー」の店舗で、バーコードを提示することでJREポイントを貯めたり使ったりできるようになります。
えきねっと
続いて、特急・指定席予約サイト「えきねっと」に会員登録します。
会員登録が済んだら、JREポイントサイトと「えきねっと」の、ポイント連携手続きをします。以下のページを参考にやってみて下さい。このポイント連携手続きをし忘れると、えきねっとを利用してもJREポイントを貯めることができません。
JRE MALL
次は、JR東日本さんの通販サイト「JRE MALL」にも会員登録します。
会員登録の段階で、JREポイントサイトの情報やVIEWカードを連携させることができますので、改めての連携手続きは不要です。このサイトでの買い物で貯めたJREポイントで特急に乗ったりという事もできますので、登録しておいて損はないですよ！
Suicaを持っている場合は登録しよう
わたくし１０月の列車はモバイルPASMO派なので登録はしていないのですが、PASMOやICOCAなど他社発行でない「Suica」を持っていたり、モバイルSuicaを利用している場合は、JREポイントサイトにログインし、マイページから登録しておきましょう！
これを登録しておくと、JR東日本さんのコンビニ「NEWDAYS」や、食券式レストラン、飲料自動販売機などの「黄色いステッカー」の店舗で、登録したSuicaで決済することによってJREポイントを貯めることが可能になります。
JREポイントの貯め方
えきねっとで特急券などを購入する
えきねっとを利用して、新幹線や特急列車の指定席を購入すると（自由席や、普通乗車券の購入は対象外）、乗車した日の７日くらい後にJREポイントが付与されます。指定席券売機で受け取り必要な紙のきっぷとして購入した場合、価格に対して0.5%の割合で付与されます。
チケットレスだと高還元率に！
しかし、です。大回り乗車でも利用できる在来線特急えきねっとチケットレスサービスで特急券を購入すると、価格に対し5%。大回り乗車では利用できませんが、新幹線のチケットレス乗車「新幹線ｅチケット」を購入すると、価格に対し2%の割合で高還元率になります。
画像は、特急成田エクスプレスの特急券購入途中の選択画面なのですが、割引なし（紙のきっぷ）より、チケットレスのほうがたくさんポイントが付くことがお分かりいただけると思います。
また、VIEWカードを決済に使うと上記に3%が加わり、さらに高還元率になります。
JR系駅ナカ・駅ビルで買い物や食事をする
JR東日本さんの駅ナカ店舗や、改札外の駅ビルなどで会計の時、JREポイントアプリのバーコードやJREポイントカード・JREポイント機能付きVIEWカードを提示することにより、税抜き100円につき1ポイントがたまります。
なお、JREポイント機能やSuica機能が付いたVIEWカードで会計するとき、「カードで」といった曖昧な言い方をすると店員さんが困ってしまいます(^^;)。クレジット決済希望なら「クレジットカードで」、Suica決済希望なら「Suicaで」、他の決済手段でポイント付与のみ希望なら「JREポイントだけこのカードに付けて下さい」といったふうにハッキリと伝えるようにしましょう。
駅ナカ・駅ビル店舗には2種類の貯め方がある
まずは、こちらの画像をご覧ください。緑色バックにJREポイントのマークが付いていますね。
この「緑色のステッカー」の店舗は、JREポイントアプリのバーコードやポイントカードを提示することでJREポイントが貯まりますよ、ということを表しています。JREポイントサイトで登録したSuicaで決済しても、それだけではポイントは貯まりませんので注意しましょう。
続いてこちらの画像をご覧ください。JREポイントマークのバックが黄色になっていますね。
この「黄色のステッカー」の店舗は、JREポイントサイトで登録したSuicaで決済することによってJREポイントが貯まりますよ、ということを表しています。駅のコンビニ「NEWDAYS」やacureの飲料自動販売機、食券購入式のレストランなどがこれにあたります。この店舗では、JREポイントアプリのバーコードやポイントカードを提示してもJREポイントは貯められませんので注意しましょう。
たまに、緑と黄色両方のステッカーが張られた店舗もあるようです。両方ある店舗では、バーコードやポイントカード提示でも登録Suica決済でも、両方でポイントがダブルで貯まるのだそうです。
JRE MALLで買い物をする
JR東日本さんの通販サイト「JRE MALL」にて買い物などをすると、JREポイントが貯まります。ただし、会員登録時にJREポイントとの連携をしていないと、ポイントは貯められませんので注意しましょう。
購入し、商品の受け取りから２週間ぐらい経つと、税抜き100円につき1ポイントが、VIEWカード決済なら3%が貯まります。キャンペーンによって、JREポイントがもっとたくさんつく場合もあるので、こまめにチェックするといいですね。
JREポイントアプリで駅にチェックインする
JREポイントアプリをダウンロードするように先ほどご案内したと思いますが、JREポイントアプリには「チェックイン」という機能があります。これは、駅ナカ・駅ビル施設のある駅（全てではありません）にあなたが居るとき、スマホの位置情報を利用してその駅にチェックインができる機能です。
画像の「チェックインできる場所」に記されている駅が、チェックインができる駅です。毎日朝10時から夜22時までの間、1日15カ所まで、1カ所につき1日1回までチェックインすることができます。
チェックインできる駅が近づいたら、予めアプリを立ち上げておきます。列車が駅に進入しておすすめ情報が表示されてから15秒ほど待つと、緑色のチェックインボタンが現れますので、それをタップします。すると福引の画面になるので、「福引をする」をタップ。みごと当たりだと、JREポイントの期間限定ポイント1ポイントがゲットできます。ごくたま～にですが、大当たりで100ポイントが当たることもあります。
あくまでも駅ナカ施設にチェックインということになってはいますが、乗車中に列車が駅に停車してそのまま発車してしまっても（つまり、下車しなくても）チェックインは出来ます。ただ、駅を列車が高速で通過する場合や、東京駅や新橋駅など地下ホームの場合はうまくチェックインできないと思うので、ご了承ください。
期間限定ポイントはえきねっとでは使えません。駅ナカ・駅ビル・JRE MALLでのお買い物で使用してください。
さらに高還元率で貯めるには！
決済クレジットカードをVIEWカードにする
JR東日本系クレジットカードは、代表的なものはVIEWカードやJREカードになります。ほかにも種類がありますので、こちらをご覧ください。
代表的なVIEWカードやJREカードは年会費無料ではありませんが、それでも524円です（JREカードは初年度無料）。
VIEWカードとJREカードは何が違うんだ？というのは私もよくわからなかったのですが(笑 どうやら駅ナカ・駅ビルの店舗でクレジット決済をすると還元率3.5%になるのはJREカードのみ、年間利用金額に応じてボーナスポイントがもらえるのはVIEWカードのみとなっているようです。JRE MALLで還元率3.5%になったり、えきねっとでの還元率が3%アップするのは両カード共通です。こちらで比較してみてください。
私の妻は、ルミネカードを主な決済カードにしていますが、ルミネやニュウマンでの買い物はいつでも5%オフになりますし、現在（2022年9月現在）JREポイントが14000ポイントぐらい貯まっているそうです。
私個人の意見ですが、ビックカメラSuicaカードも魅力的に映りました。ビックカメラで、このカードでチャージしたSuicaでの決済をするとビックポイント10%＋JREポイント1.5％（オートチャージかモバイルSuicaチャージに限る）還元というだけでなく、初年度年会費無料、翌年からは524円ですが前年1度でもクレジット決済していれば無料になります。駅ビルは行かないけどビックカメラなら行くよ！という方にとっては、気軽に持てるVIEWカードシリーズとしてふさわしいのではないでしょうか？
ただ、このブログのテーマとしては大回り乗車なので、大回り乗車中に改札内の駅ナカ店舗を利用するのであれば、駅ナカ優待店で3.5%還元になるJREカードをおススメさせていただきます！えきねっとで在来線特急をチケットレス乗車すれば、なんと8%還元！
このようなお得なクレジットカードを有効活用することで、がしがしポイントを貯めていきたいですね。
SuicaオートチャージやモバイルSuicaを利用する
Suicaをオートチャージ設定したり、モバイルSuicaを利用したりするとさらにポイント還元率が上がるようです。
まずオートチャージ。カードタイプのSuicaでもモバイルSuicaでも、1回のオートチャージ金額の1.5%のJREポイントが貯まります。SuicaにオートチャージできるのはVIEWカードシリーズだけなので、必然的にお得になりますね。
そして、モバイルSuica。モバイルSuicaのアプリからSuicaグリーン券を購入したり、大回り乗車とは関係ありませんがモバイルSuicaで定期券を買ったりすると、金額の2%還元。これがVIEWカードシリーズなら3%還元になります！普通列車グリーン車もグリーン券売機に並ばなくていいし、さらにポイ活の一環となるのですね。
ただ、私のようにモバイルPASMOをすでにスマホにインストールしている方は、輻輳してしまうので、一部の機種を除きモバイルSuicaはインストールできませんのでご了承ください。
JREポイントの使い方
JR系駅ナカ・駅ビル店舗で1ポイント1円から
さぁ、貯まったJREポイントはどこで使うか。まずはJRの駅の駅ナカ・駅ビル店舗の「緑色ステッカー」のお店で、1ポイント1円から支払いに利用できます。会計のときに「たまったJREポイントのうち○○ポイント分を支払いに充てたいのですが」という風に店員さんに伝えましょう。通常ポイントも、期間限定ポイントも両方使えます。
JRE MALLの買い物で1ポイント1円から
JR東日本さんの通販サイト「JRE MALL」でのお買い物に、1ポイント1円から支払いに利用できます。注文の画面で、JREポイントをいくつ利用するか入力する欄が出てきますので、そこで「全てのポイントを利用する」か、または「ポイント数を指定して利用する」を選んで何ポイント使うか入力しましょう。通常ポイントも、期間限定ポイントも両方使えます。
えきねっとで特急券などに交換する
買い物もいいのですが、私のおすすめの使い方はやっぱり、JR東日本さんの特急指定席予約サイト「えきねっと」で、特急券に引き換えるという使い方です。いわゆる、特急に合法的に無料乗車ができる、というやつです(笑
JREポイントを特急券に引き換える場合、必ずチケットレス形式の「JREポイント特典チケット」というものを申し込む形になります。大回り乗車中にも利用できる在来線特急チケットレスサービスは、最低で460ポイント（50キロまでの区間）から交換していくことができます。距離によって何ポイントで交換できるかどうかは、以下のページをご覧ください。
大回り乗車では新幹線は利用できませんが、もちろん新幹線ｅチケットにも交換できますし、新幹線には「JREポイント アップグレード」といって、普通車指定席ぶんの料金＋JREポイント利用でグリーン車やグランクラスにランクアップするという事も出来ます。
登録SuicaでSuicaグリーン券に引き換える
合法的に無料乗車できるのは、特急だけではありません。普通列車グリーン車にも、1回あたり600ポイントで（距離にかかわらず）乗車できます！こちらは自由席なのでえきねっとは利用しませんが、JREポイントサイトへのSuica登録が必須なのでご了承ください。詳しい乗り方は、以下のページをご覧頂きたいと思います。
大まかにいえば、まずJREポイントサイト・アプリから「交換申し込み」をして、駅のグリーン券売機またはモバイルSuicaアプリで「受取操作」をして、そして乗り込んでSuicaをタッチという順番になります。
SuicaにSFとしてチャージする
最後は、堅実にSuicaのSF（残額）としてチャージする方法です。以下のページの通りにやってみてください。
JREポイントサイトにログインし、Suicaチャージ申し込み、そして何ポイント交換するかを入力して申し込み、その後 駅の自動券売機か、モバイルSuicaアプリで受け取りをする、という順番になります。
まとめ：お得なJREポイントをぜひ活用しよう
いかがだったでしょうか。
JREポイントは、JR東日本さんのあらゆるサービスで貯めることができ、またあらゆる手段で使うことができるマルチプルな最強ポイントであることがお分かりいただけたかと思います。大回り乗車中に立ち寄った駅の駅ナカで、また途中で乗車するグリーン車や在来線特急などで、JREポイントを有効活用して、旅をお得で華やかなものにしてくださいね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
