大回り乗車路線紹介 両毛線編 群馬栃木の各都市を結ぶ重要路線

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両毛線に乗ろう!ステッカー

こんにちは。10月の列車です。

大回り乗車するにあたり、両毛線(りょうもうせん)に乗ろうとしている皆さん、両毛線の本数はどれくらいか、車両にトイレやボックスシートはあるか、主要駅の駅ナカ(改札内)にはどんな店が? など、いろいろ気になりませんか?

この記事では、両毛線がどんな路線なのかを紹介していきたいと思います。是非、ご乗車の際の参考にしてくださいね。

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両毛線はどんな路線か

JR両毛線は、おおざっぱに言えば、群馬県の高崎と栃木県の小山を、群馬・栃木県内の各都市を経由して結ぶ路線です。上毛地方(群馬県)と下毛(しもげ)地方(栃木県)を両方通る、方の「」を通るということで両毛線となったと思われます。

といっても、正確には両毛線の始発駅は上越線の新前橋駅で、高崎~新前橋間は上越線に乗り入れる形をとっています。しかし高崎~新前橋間においては、上越線や吾妻線を差し置いて、両毛線(との乗り入れ)列車が中心のダイヤ構成となっており、本数も高崎駅を発着する路線では高崎線の次に多くなっています。

沿線には都市が多く、乗客の入れ替わりが多い

両毛線は、昼間の閑散時こそローカル線然としていますが、沿線には群馬県庁所在地である前橋をはじめ、伊勢崎、桐生(きりゅう)、足利(あしかが)、佐野、栃木と、それなりに人口の集積した都市が名を連ねています。

とはいえ、自家用車保有率日本一といわれる群馬・栃木を走りますので、利用するのは通学の学生さんが中心ですが、朝や夜はとくに高崎~伊勢崎周辺を中心に通勤客の姿も多くみられます。伊勢崎・佐野・栃木駅では東武鉄道と接続しているので、これらへの乗り換え利用客も多くいます。高崎~小山をずっと乗る乗客は少なく、とくに桐生駅などでの途中駅での入れ替わりが大きいのも両毛線の特徴です。

本数は1時間に1本だけど、区間列車も加わる

伊勢崎行き行先表示

両毛線の本数は、大回り乗車をする私たち旅人にしてみれば、高崎~小山を通しで走る列車は昼間1時間に1本のみとなっています。しかし、とくに群馬県側で乗客が多いところがあるため、昼間は高崎~伊勢崎間の区間列車が加わりここは1時間に2本、朝や夜は全区間通し列車も増え、区間列車も桐生まで行ったりします。

桐生駅から少し高崎寄りに行ったところに車庫があり、昼間や夜にここに入って眠る車両もあります。このように、朝や夕方、夜は昼間のローカル線の表情からは想像できない、活気のある路線だということがわかります。

新駅「あしかがフラワーパーク駅」も出来た!

各都市の大きな駅、その中間の小さな駅に混じって、2018年4月1日に新しい駅「あしかがフラワーパーク駅」が出来ました。その名の通りあしかがフラワーパークへの玄関口となる駅です。イルミネーションをやっている時期や藤の花の時期 とくに土休日は、フラワーパークへの観光客で混雑することがあります。

車両は211系ロングシート車がほぼ全て

両毛線211系電車

両毛線で使われる車両はほぼ全てが、211系と呼ばれるステンレス車体の近郊型電車となっています。いま高崎支社に所属する211系電車にはボックスシートは付いておらず、全てロングシートなので、高崎駅ではせっかく名物駅弁を売っていますけど、それを食べるにはちょっと不向きかも。列車を待つ間、駅のベンチで食べるのがいいかもしれません。

ただ、トイレは必ずついていますのでご安心ください(レトロな和式ですが…)。両毛線で走る211系は多くが4両編成ですが、一部6両編成の列車もあります。4両編成の場合は高崎寄りの1両目に、6両編成の場合は4両目にもトイレが有ります。

211系電車車内

ただ、ボックスシート車両がまったく走っていないわけではありません。朝と夜に、高崎線から両毛線の前橋駅へ直通してくる列車(と、その逆)がありまして、その列車に関してはボックスシートやグリーン車があるというわけです。

高崎駅、小山駅は駅ナカ店舗が充実!

両毛線は、全線通して乗ると1時間40分~2時間ほどかかることがほとんどです。トイレはあるからいいとして、空腹に耐えられるかが心配ですね。

でも大丈夫。高崎駅には先述した駅弁屋さんの他にも、大きなコンビニNewdaysや立ち食いそば屋があります。小山駅の方には駅弁屋は無いものの、吉野家とパン屋さんが!もちろんNewdaysもあります。乗車前に腹ごしらえ、もしくは車内で食べる軽食類(ただし、朝や夕方は混雑するので遠慮した方がいいかも)を調達して乗ると良いでしょう。

高崎駅立ち食いそば屋

高崎駅の駅ナカ改札内店舗については、以下のページで詳しく紹介しています。

小山駅については、こちらの記事をご覧ください。

まとめ:両毛線で群馬栃木のパワーを感じよう

いかがだったでしょうか。

両毛線は昼間はローカル線の顔をしていながら、朝と夕方や夜は多くの学生さんや通勤客が入れ代わり立ち代わり利用する、活気のある路線であることが分かっていただけましたでしょうか。ボックスシートはありませんがトイレはあるので長時間の乗車も安心です。旅の途中、昼間でも車内が混雑してきたら、座席上の荷物は膝の上や網棚にのせて、一人でも多く座れるように協力しましょう。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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