北関東3県経由大回り乗車記 ローカル線乗り尽くした上に特急も乗車!

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小山駅の水戸線E531系電車

こんにちは。10月の列車です。

2022年2月8日(火)、北関東の3県(群馬、栃木、茨城)を回り、ローカル線も3線(八高線、両毛線、水戸線)乗り尽くしさらに特急列車もお得に楽しんでしまうという欲張りな大回り乗車に行ってきました。

運賃・料金合計1000円以内でどうやって特急に2回も乗ったのか?「私の大回り乗車記」カテゴリーでは、実際に大回り乗車に出掛ける皆さんの参考になるといいなぁと思いつつ、私が乗った列車たちの写真中心に綴って行きたいと思います。宜しくお願いします。

なお、この記事は2021年3月改正ダイヤ、つまり過去のダイヤに乗って大回り乗車しています。現在は列車の時刻や号数が変わっていますのでご注意下さい。

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東飯能発、拝島行き 330円の旅

東飯能駅改札口

今回の大回り乗車の全工程を、まず最初にご紹介します。ぜんぶで6本の列車に乗りました。

スタート駅:八高線 東飯能駅  ゴール駅:青梅線・五日市線・八高線 拝島駅

東飯能10:50発→(八高線1061E 各停川越行き)→高麗川10:55着11:32発→(八高線235D 普通高崎行き)→高崎13:00着13:37発→(両毛線449M 普通小山行き)→小山15:23着15:36発→(水戸線755M 普通友部行き)→友部16:40着17:03発→(常磐線 特急ときわ82号 品川行き)→東京駅18:13着18:30発→(中央線青梅線 特急おうめ1号 青梅行き)→拝島19:30着

運賃:330円(ICカード使用) 料金:ときわ0円(JREポイント交換)、おうめ660円(チケットレス) 合計990円

八高線で高崎へ

八高線209系電車

まず、東飯能から高麗川まで一駅のみ、八高線の「電車」で移動。高麗川駅2番線の乗車位置につき、ディーゼル列車を待ちます。ほんとうはもう1本後の電車でも良かったのですが、接続時間が7分と短いことと、ボックスシートに座りたかったので早い時間の電車にして、30分待つことにしました。

そして11:25、高崎行きのキハ110系2両編成が入ってきました。

八高線110系気動車

この八高線のキハ110系は個人的に大好きです。旅情満点で高崎まで乗るだけでもものすごく旅した気分になります。でも、高崎で降りて戻ってくると運賃けっこうかかっちゃうので、やっぱり大回りですね(笑

無事、後ろ2両目の2人ボックスシートを確保。列車は山間の風景、田園風景のなかを順調に走り抜け、いつもどおり群馬藤岡でたくさんの乗客をのせて、高崎に時間どおり到着しました。

高崎駅で珍車「矢絣」目撃

高崎に着くと、たくさんの湘南色帯の211系を見ることが出来ます。群馬地区の信越本線、上越線、吾妻線、両毛線に運用されているわけですが、そんななかでもひときわ異彩を放つ、A28編成を運よく見ることが出来ました!

211系「矢絣」

これは、両毛線沿線活性化のための組織横断プロジェクト「Mコネクト~線路は続くよ♪地域をつなぐプロジェクト~」の一環として、帯の色を緑と黄色の矢絣(やかすり)模様に変更したもので、何十本とある高崎支社所属の211系の中で1本だけのため、見られた方はかなりラッキーです!詳しくは以下を見て下さい。両毛線だけじゃなくてこの日のように吾妻線にも行くのね…とは思いましたが(笑

211系A28編成、ラインカラーが「矢絣柄」となる | 鉄道ホビダス
田頭功多(東京都)従来の帯色をベースにした「矢絣柄」を纏う。'21.4.1 両毛線 栃木〜大平下4両編成全車に同じ柄のラインカラーが入れられた。'21.4.3 両毛線 栃木〜大平下 JR東日本高崎支社では、2020年度より両毛線沿線を活性化...

両毛線で小山へ

それでは、両毛線449Mの発車が近づいてきたので乗車しましょう。この列車ももちろん、湘南色帯の211系。4両編成でした。

両毛線211系電車

2時間足らずの長旅となりますが、211系には高崎寄りの1両目にトイレがついているので安心です。前橋、伊勢崎、桐生、足利、佐野、栃木と主要な都市の駅を通るたびに乗客が入れ替わって、ずっと乗ってるのは私ぐらいしかいなかったのではないかと思います。とくに桐生で乗り降りするひとは多かったです。

あしかがフラワーパーク駅は平日のためか、あまり乗客はいませんでした。伊勢崎、佐野、栃木駅では運が良ければ東武鉄道の電車を見ることも出来ます。今回は栃木駅で見ることが出来ました。

なお、高崎支社の211系は全てロングシートです。もちろん両毛線もです。なのでせっかく駅弁を売っている高崎駅ですが、車内で駅弁を食べるのはちょっと不向きかも。私はスタート駅の東飯能出発前に「朝昼兼用食」を食べたので大丈夫でしたが、高崎駅で駅弁買いたい方は要注意です。そんな感じで小山駅に時間どおりに着きました。

両毛線211系電車行先表示

高崎支社の211系の側面幕は、路線をわかりやすくするためバックの色が色分けされています。両毛線はラインカラーが黄色のため、黄色をバックに黒文字で「小山」と書かれていますね。

ドクターペッパー飲みながら水戸線で友部へ

小山駅での乗り継ぎ時間は13分しかなかったので、小山駅でほかの路線と離れている両毛線ホームから足早に水戸線の15番線へ。すでにE531系が入って待っていました。

小山駅の水戸線E531系電車

印象的だったのは、駅の自販機でドクターペッパーを売っていたことなんですよね。私は東京都在住ですが、東京都や埼玉県のJR駅では見かけないので思わず買ってしまいました。JRの駅の自販機は、JRの子会社が一手に引き受けているのでだいたい同じラインナップになることが多いんですが、地域差もあるのですね。

水戸線路線名表示

水戸線は、今はすべてE531系による5両編成でのワンマン運転で、トイレは小山側の1号車、友部側の3両(3~5号車)にはボックスシートもあります。新しい車両なのでトイレも洋式で、快適なローカル線だと思います。路線は平坦ながら、遠くに山が見え、山あいをカーブで抜けていくところもあるのんびりした路線です。下館駅では、関東鉄道常総線や真岡鉄道の車両を見ることも出来ます。

夕暮れののんびりした空気の中、時間どおりに友部駅に到着しました。

常磐線を特急ときわで一気に駆け抜ける

夕焼けの常磐線上野行き

友部からは6分の乗り継ぎで、普通上野行きに乗る事も出来たのですが、ちょっとせわしないので見送りました。夕焼けがきれいです。ちなみに友部駅でもドクターペッパー売っていました(笑

友部からは、特急列車で一気にばびゅんと東京駅を目指すことにしました!

特急ときわE657系電車

特急ときわ号は友部駅に停まるので、ありがたく利用させていただきます。先頭1号車に乗り込み、ちょっとうとうとしながら沈んでゆく夕日を眺めていました。

なお、記事冒頭で「JREポイント交換で料金0円」と書きましたが、今までのJR東日本さんの駅ナカ利用や、特急利用で貯めたJREポイント1280ポイントを友部→東京駅の特急券に交換したため、料金0円で済んだという事です。普通列車の約半分の時間で、快適に東京駅に到着しました。

最後は特急「おうめ」でゴール駅へ

東京駅に着いたら、ホーム下のエキュート東京のお弁当屋さんで急いでお弁当を選んで買い、丸の内側の中央線ホームへ急ぎます。最後に乗るのはこれもまた特急列車。平日のみ通勤客向けに運転されている、東京都内しか走らない特急列車「おうめ」でゴール駅の拝島まで行きます。

特急おうめE353系電車

特急「おうめ」「はちおうじ」には、速度を期待してはいけません。東京からは三鷹まで通過待ち出来る駅が無いですから、前の快速電車に合わせてゆったりと走ります。三鷹を過ぎると多少速度が上がるかも。でも青梅線内も踏切の関係か、ゆっくりです。満員電車ばかりの中、全車指定席でゆったり座れること自体が価値なのです。

大回り乗車で列車に揺られ続けて疲れた中、最後の方で特急やグリーン車に乗るのは選択肢としてありなのではないでしょうか。

この日は中央線で何があったか忘れましたが、東京駅発車の時点から遅れており、ゴール駅の拝島にも、10分程度遅れて到着しました。

拝島駅に着いた特急おうめ

東飯能駅を10:50に出発して、拝島駅に19:40頃に到着。約9時間の旅でしたが、私のモバイルPASMOは問題なく改札機を通過し、無事ゴールとなりました。

拝島駅の自動改札機

まとめ:所要時間8時間50分、たっぷり楽しめた

いかがだったでしょうか。

最後の特急おうめだけは遅延していましたが(中央線は遅れることが多いので、ギリギリの乗り継ぎ行程はやめましょう)、それ以外はダイヤの乱れもなく順調な旅をすることができました。小山駅の乗り継ぎ時間はもう少しあってもいいかなと思いましたが、決して無理な行程ではありませんでした。皆さんも、北関東をぐるっと回る大回り乗車旅に出てみてはいかがでしょうか。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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