房総半島大回り乗車記 海を眺めてぐるり房総4線乗車

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内房線から眺めた太平洋

こんにちは。10月の列車です。

2021年11月16日(火)、妻と2人で、房総半島をぐるりと回る大回り乗車に行ってきました。横須賀・総武線用のE235系と、E131系、255系特急電車に初めて乗るという初めて尽くしでもありました。当日は好天に恵まれダイヤ乱れもなく、車窓から海がよく見えました。その日の模様を写真多めで綴って行きたいと思いますので、是非みなさんの大回り乗車の参考にしてください。

なお、この記事は2021年3月改正ダイヤ、つまり過去のダイヤに乗って大回り乗車しています。現在は列車の時刻が変わっていますのでご注意下さい。

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潮見発、東京駅行き 157円の大冒険

最初に、乗車した列車と時刻を紹介します。

潮見10:47発→(京葉線1083Y 各停蘇我行き)→蘇我11:30着11:51発→(内房線3915F 快速君津行き)→君津12:31着12:37発→(内房線3139M~外房線3238M 普通上総一ノ宮行き)→上総一ノ宮15:37着16:00発→(外房線272M 普通千葉行き)→大網16:21着16:48発→(東金線657M 普通成東行き)→成東17:06着17:27発→(総武本線 特急しおさい12号 東京行き)→東京駅18:30着

運賃:157円(ICカード使用) 料金:しおさい960円(チケットレス) 合計1117円

潮見のプリンスホテルからスタート

東京ベイ潮見プリンスホテル

スタート駅は京葉線の潮見駅ですが、なぜここかというと 前日15日から妻と共に、東京ベイ潮見プリンスホテルに宿泊していたからなんです。まだ新しく、部屋も快適で(特にトイレ!)大浴場もあるという最強スペック。近辺のレジャーに最適な、スタイリッシュなホテルですので皆さんにもおすすめです!

公式サイト | 東京ベイ潮見プリンスホテル
【2020年9月に誕生】東京駅から7分、舞浜駅から9分と観光拠点としても利便性がよく、独創的なアートやオブジェに包まれた空間が魅力のホテル。

まずは京葉線で蘇我へ

京葉線E233系電車

まずは、首都圏でお馴染みのE233系で蘇我へ向かいます。潮見駅は各駅停車のみが停まる駅となっています。強風に影響を受けることもなく、時間どおり蘇我駅へ着きました。

内房線で君津まで、E235系1000番台に初乗車

内房線快速E235系電車

蘇我からは、7分後の普通君津行きに乗っても良かったのですが、どうやら次の快速電車がE235系らしいから乗ってみたいね、と妻と話し、次の11:51発快速で行くことにしました。予想通り、E235系1000番台がやってきました。快速といっても、内房線内で通過するのは巌根(いわね)駅の一駅だけですが。線内のローカル利用にも使える便利な列車になっています。30分少々で終点、君津に到着です。

E131系ワンマン列車におよそ3時間揺られる

君津からは、一気に乗客も少なくなるため、昼間を中心に新型E131系の2両編成によるワンマン運転となっています。2両ワンマン列車は木更津~安房鴨川~上総一ノ宮と、内房線と外房線のローカル区間をまとめて直通でつないでいます。私たちが乗ったのも、安房鴨川で列車番号を変えて上総一ノ宮まで行く列車でした。

内房線E131系電車

2両編成の車内は、乗り込んだ時点で発車直前だったこともあり、すでに座席はほぼ埋まっていました。もちろんボックスシートも含めてです。2人で座れるところは無く、私たちはやむなく立ったまま君津を発車しましたが、次の青堀で運よく座れました。それでも佐貫町あたりまでは立っている乗客もいたので、E131系の内房外房ワンマン列車に確実に座りたければ、接続の良い列車より1~2本前にして、早い時間から並ぶことをお勧めします。

上総湊駅をすぎると、海がよく見える鉄橋を渡ります。いい天気です。

内房線から眺めた東京湾

内房線は、外房線より海の見える区間が多いです。といっても、千葉~君津間では見えません。E131系の走る閑散区間に入ってからが、本番なのです。海に近づいたり遠ざかったりしながら、やがて館山に到着しました。館山で多くの乗客が下車し、ボックス席が空いたため、私たちはそこに移ることにしました。駅前には南国の植物が生えていて、暖かい海辺の街であることを実感できます。

館山駅の南国植物
館山駅のE131系電車

館山駅で停車時間があったため、E131系の側面も撮ってみました。本当に車内ががらーんとしているのがわかると思います。「ワンマン」のバックの色は内房線の青色ですね。安房鴨川を過ぎたらどうなるのだろう?

千倉を過ぎると、線名は内房線のままですが、地域としては外房になり、見える海も太平洋になります。江見~太海駅の間で、これまた有名な海が間近に見えるスポットを通ったら、まもなく内房線としては終点になります。

内房線から眺めた太平洋

安房鴨川からは外房線、でも方向転換はしない

列車は安房鴨川駅で、また数分間停車します。ここからは外房線ですが、列車の進行方向が変わるわけではなく、今までと同じ方向に走り続けます。行先表示が気になって外に出てみたら、ちゃんと外房線の赤色に変わっていました。芸が細かい!

外房線の赤い行先表示

廃墟が車窓からも見えることで有名な行川(なめがわ)アイランド駅を発車すると、すぐ駐車場とトンネル跡が見えます。あのトンネルくぐった先がどうなってるのか気になりますね(笑

行川アイランド駅駅名板
行川アイランド廃墟トンネル

勝浦、大原とだんだん乗客が増えてきたので、私たちも座席に置いた荷物をどけて 定員着席に協力します。そんなこんなで、外房線内ではあまり海は見えずに、上総一ノ宮駅終点に着きました。

209系に乗り換えて大網~成東まで

上総一ノ宮駅待合室

上総一ノ宮駅にある待合室は、こんな感じになっています。一宮町はサーフィンを目当てに移住する人が多いことで知られていますね。ここから2分後発車の京葉線直通快速東京行きに乗っても良かったのですが、下校の学生さんで混んでいたこと、車内トイレが無いこと、この後の計画の兼ね合いから見送り、次の16:00発の209系2100番台 普通千葉行きに乗ることにしました。

外房線209系電車

8両編成のうち、いちばん前の車両を選んだら、接続列車がいないこともあってガラガラ。当然ボックス席に座れました。だいぶ日も暮れてきて、車窓が夕闇に染まっていきます。

このまま外房線に乗り続けると、蘇我駅でルートが重複してしまい大回り乗車不成立になるので、大網駅で下車し、東金線に乗り換えます。東金線も、同じ209系ですが6両編成です。東金線は最大でも6両までしか入れないのです。

東金線行先表示

東金線はロングレールなどになっていないので、ガタンゴトンとレールが響きます。揺れも心なしか大きいように感じます。特急列車が走っているかどうかも大きいのでしょうかね。およそ20分で、すぐ成東駅に到着です。

最後は特急しおさい号で一気に東京駅へ

成東からは、普通列車の千葉行きもありましたが、千葉方面の特急に乗ってみたいと妻が言っていた(ような気がする)のもあって、特急列車で締めることにしました。

特急しおさい255系電車

255系による総武本線特急しおさい号です。えきねっとチケットレスサービスを利用したところ、35%引きでお得に指定席に乗ることが出来ました。発券する手間もないし、検札もありませんし、えきねっとでチケットレスの指定席がおすすめですよ!

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八街、佐倉、千葉とだんだん乗客が増えて(といっても、私たちの2号車はあまり増えませんでした。みんな自由席なのかな?)、わずか1時間あまりで無事、ゴール駅の東京駅に到着しました!地下の総武線ホームに到着したため、エスカレーターで地下1階まで上がり、こちらの食堂車風レストラン「STATION RESTAURANT THE CENTRAL(ステーション レストラン ザ セントラル)」にて2人でディナーにしました。今日の旅に、乾杯!

STATION RESTAURANT THE CENTRAL(ステーション レストラン ザ セントラル) | 東京駅 構内のショップ・レストラン グランスタ【公式】 | TOKYOINFO
風格漂う「食堂車両」を店内に再現した、東京駅のシンボルとなる食の空間です。食堂車の時代から80余年の歴史を継承した「伝統のハヤシライス(デミグラスソース)」や、洋食の定番ハンバーグ、オムライス、エビフ…
ステーションレストラン・ザ・セントラル

旅の模様を動画でどうぞ

今回の大回り乗車旅の様子は、私のYouTubeチャンネルにてアップしています。宜しければ、どうぞご覧ください。

まとめ:運賃157円でも海は見に行ける

いかがだったでしょうか。

内房線・外房線のE131系の走る閑散区間は、海が見えるところもあり、旅情を満喫できる区間であることがわかって頂けたと思います。房総半島・北総台地にはほかにも成田線も走っていますので、うまく重複しないようにルートを組んで旅に出てみてはいかがでしょうか。また房総方面の特急は、えきねっとチケットレスサービスを使うと大幅に割引で指定席に乗れますのでおすすめです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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