こんにちは。10月の列車です。
2022年2月15日(火)、前週火曜日の大回り乗車旅とは逆回りで、水戸線→両毛線→八高線の順で回り、その前には相模線→茅ヶ崎→東海道本線に乗車するという、朝の早い大規模な大回り乗車に行ってきました。上野駅と高崎駅では駅弁も買い込み、どうやって3時間もお得にグリーン車を満喫できたのか?ぜひ最後までご覧ください。
なお、この記事は2021年3月改正ダイヤ、つまり過去のダイヤに乗って大回り乗車しています。現在は列車の時刻が変わっていますのでご注意下さい。
国分寺発拝島行き 220円の旅
今回の大回り乗車の全工程を、まず最初にご紹介します。ぜんぶで8本の列車に乗りました。
スタート駅:中央本線 国分寺駅 ゴール駅:青梅線・五日市線・八高線 拝島駅
国分寺7:32発→(中央線697T 快速高尾行き)→八王子7:50着8:25発→(横浜線・相模線882F 各停茅ヶ崎行き)→茅ヶ崎9:44着10:19発→(東海道本線・上野東京ライン1856E 普通高崎行き)→上野11:25着12:12発→(常磐線371M 普通勝田行き)→友部14:09着14:18発→(水戸線752M 普通小山行き)→小山15:20着16:02発→(両毛線460M 普通高崎行き)→高崎17:56着18:57発→(八高線242D 普通高麗川行き)→高麗川20:18着20:32発→(八高線1974E 各停八王子行き)→拝島21:04着
運賃:220円(ICカード使用) 料金:1000円 合計1220円
なお今回、乗り継ぎ時間が必要以上に、異様に長くなっていますが、これは乗り継ぎ駅の各駅で当ブログで使用するための素材写真を撮っていたためです。取材を兼ねた旅だったのです(^^;)
中央線の珍車209系で八王子へ
まずは国分寺駅から、中央線で八王子へ。都心と逆方向とはいえ、朝の中央線は立川や八王子へ向かう人々で混雑しています。そんななか、私が選んだのは中央線快速に2本しかいない珍車「209系1000番台」がよくやってくる97T運用。E233系のトイレ取り付け工事の穴埋めで、全2本が常磐線各駅停車からやってきたピンチヒッターとして知られていますね。
狙いどおり、珍車の209系でスタートを切ることが出来てラッキー!時間どおりに八王子に到着です。
今は無き、八王子発の相模線
八王子からは横浜線→相模線とたどって茅ヶ崎へ向かいます。今は必ず、橋本駅で乗り換えが必要ですが、2022年3月ダイヤ改正までは相模線の電車が八王子駅まで乗り入れしていたのです。神奈川県内しか走らないはずの相模線が、東京都へ乗り入れていたわけですね。
新型E131系500番台が八王子へ、東京都へ乗り入れする期間はごく短期間で終わってしまいました。八王子乗り入れ廃止とほぼ同時に、旧型205系も引退となりました。
そんな八王子8:25発の相模線電車に乗り込んで、延々1時間20分ほど揺られて9:44、茅ヶ崎に到着しました。新型車両は快適でいいですね~。
茅ヶ崎駅から満喫開始!
茅ヶ崎からは東海道本線に乗車ですが、ここであれを買います。そう、グリーン券です!グリーン車に乗るなら必須事項ですね。
グリーン券は、ひとつの列車に1枚購入するのが原則ですが、首都圏の普通列車グリーン車でV字型にならない同じ方向の乗り換えであれば、1枚で良いという特例があります。詳しくは、こちらの記事もお読みください。ICカード必須です!
この特例を使わせていただき、東海道本線約1時間、常磐線約2時間、合計約3時間のグリーン車旅を楽しみました。平日料金51キロ以上の1000円で、実に163.2キロも乗らせていただいてJR東日本さんには頭の下がる思いでございます。しかも土休日なら800円で済んでしまうんですから驚き!
(2024.3.2更新)2024年3月16日以降、普通列車グリーン料金は101キロ以上は1550円に値上がりしていますのでご注意下さい。
茅ヶ崎10:19発の列車をチョイスしたのは、ひとつ前の平塚始発なので車内が空いているだろうという算段でした。この読みは見事的中し、ほぼ貸切状態。好きな席を選び放題でした。途中で快速にも抜かれて、割とガラガラのまま上野に到着しました。
常磐線で2時間直通の旅
上野駅でも写真を撮った後、駅弁を購入。常陸牛を使ったぜいたくな牛丼弁当でした。誰もいないグリーン車で悠々自適に(でも公共の場なので、節度はもって)2時間景色を楽しみながら過ごし、名残惜しみながら友部で下車しました。下車時点でも貸切状態でした。
2022年3月以降の常磐線ですが、昼間の時間帯は土浦で乗り換えとなり、土浦~水戸間はグリーン車無しの5両編成での運転が多くなっています。グリーン車で友部まで行ける列車は限られています。ちょっと残念ですが、時刻表をチェックして、無駄なグリーン料金を払わないようにしたいですね。
水戸線・両毛線を堪能
友部から小山まで約1時間の水戸線、小山から高崎まで約2時間の両毛線。北関東が誇る2大?長大ローカル線をじっくり各駅停車で進みます。水戸線は途中であまり乗客が入れ替わりませんが、両毛線は各都市の駅ごとに乗客があれよあれよと入れ替わって、人間観察も楽しめます。佐野駅では東武佐野線の電車にも出会いました。
余談ですが、発車時刻よりだいぶ早く乗り込んだ両毛線211系の車内の暖房があまりにも暑く、寒い車外で発車まで涼んでいました(笑 ドアがボタン式だったのでよけいに暑さがこもってしまっていました。
高崎駅で駅弁2食目ゲット
夕方の雑踏がひしめく高崎駅に18時前に到着。写真を撮りがてら駅弁屋さんをのぞくと、4食しかない残りのお弁当。そして営業時間も18:30までとのことで、値段もお手頃なチャーシュー弁当を購入。牛に豚にお肉尽くしの1日になってしまいました(笑
せっかくなので、ボックスシートのある八高線の気動車の中で食べようと思って、確か寄居駅あたりから食べ始めたような気がします。まぁ食べ始めればあっという間なんですが、こんな些細な行動でも「汽車旅」感が出ていいものですね。
高麗川駅で電車に乗り継いで、拝島駅に無事 時刻どおり到着。国分寺を7:32に出て、拝島に21:04着。私のモバイルPASMOは難なく改札をパスして、運賃220円、13時間半の大冒険は幕を閉じたのでした。
まとめ:普通グリーン車はお値段以上の価値がある
いかがだったでしょうか。
大回り乗車は運賃が安く抑えられるのはご周知のとおりですが、普通列車グリーン車のグリーン料金もいうほど高くなく、乗り換えの仕方によっては超お得に長距離・長時間のグリーン車を楽しめることが分かって頂けたかと思います。是非皆さんも、ICカードを忘れずに持って、普通列車グリーン車の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。詳しい普通列車グリーン車の乗り方は 繰り返しになりますが、こちらの記事を参考にしてください。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。